戦国の世、天下を求め死闘を繰り広げた武田信玄公。
その心を癒し、信仰の中心地として崇めたのが、この甲州市の地です。武田三代にわたり関わりの深い市内には、武田家の遺宝や縁の社寺仏閣が多く存在し、熱く激しい想いを今に残しています。
武田家がここに生きた証を、肌で感じることができます。
乾徳山恵林寺
恵林寺は武田信玄の菩提寺、元禄2年に開山され名高い禅僧らが次々と入山した。
武田家滅亡後、武田信長軍の焼き討ちにあった際に「心頭滅却すれば火も自ら涼し」の言を残して寺と運命を共にした快川国師が有名だ。
徳川家康によって再興されたが、赤門と呼ばれる四脚門は当時のもの。
国の名勝に指定された庭園も素晴らしい。
本堂左手の奥に信玄公の墓が建っている。
夢窓国師が開創した名刹恵林寺の菩提寺として知られ、武田氏縁の品々が宝物館に展示されています。
国指定名勝の庭園は、池泉回遊式庭園で夢窓国師の代表作に数えられます。
タクシー料金:塩山駅から約 1,500円
放光寺は、武田氏の祖、新羅三郎義光の子孫、安田義貞が建立した真言宗の古刹。
国の重要文化財に指定されている仏像など寺宝の多い寺でもある。
花の寺とも呼ばれ、梅や花桃、花菖蒲、紫陽花などと季節ごとに色とりどりの花が咲く。
またここの精進料理は名物なので、あらかじめ予約を入れてお昼をいただき、ゆつくり拝観するのもおすすめです。
タクシー料金:塩山駅から約 1,600円
承和9(842)に国司の藤原伊勢雄が建て、寛弘元年(100)に菅原道真を祀ったことから菅田天神と言われるようになり、甲斐源氏の守護神としてあがめられてきた。
武田家代々の家督相承の印とされたきた国宝「小桜」葦威鎧(こざくらがわおどしよろい)を所蔵していることでも有名。これは、矢や刀を防ぐのに楯はいらないほどしっかりと作られているという意味から「楯無鎧」
塩山駅から徒歩約 10分
大同2(807)年に創建され、紀州熊野権現の建築様式を倣ったといわれております。
本殿、拝殿ともに重要文化財で、拝殿の再興の際には信玄公が関わったとされています。
タクシー料金:塩山駅から約 820円
向嶽寺は度々の火災で諸堂を焼失しましたが、され、総門、中門、仏殿開山堂、方丈が一直線上に配置される禅宗寺院の伽藍の特徴をよく残しています。
中門は天文十一年(1542)の火災後再建されています。中門の両脇の築地塀は総延長33.5メートル、厚み1.6メートルで強度を保つため小石と土と塩を混ぜていて、別名「塩築地」といい、向嶽寺開創に近い頃に造られたものです。寺には国宝の「絹本著色達磨図」をはじめ、多くの文化財を伝えています。
タクシー料金:塩山駅から約 730円
〒404-0043
山梨県甲州市塩山下於曽548
TEL.TEL 0553-33-3200
FAX.FAX 0553-33-1055
武田不動尊座像
金剛力士像
国宝「小桜」葦威鎧
国宝「絹本著色達磨図」
勝頼一族の菩提寺
甲州市観光協会リンク